Selenium

Seleniumとは

ブラウザ操作に特化したツール

Webアプリケーションのブラウザ操作を自動化するオープンソースのツールです。

クリックやキーボードの入力、画面情報の取得など、ユーザーが行う操作を自動でテストすることができます。

シナリオはJavaやJavaScript、Python、Rubyなどのプログラム言語で作成します。

参照元:SeleniumでRPA(https://selenium-rpa.net/selenium-intro1/)

こんな人におすすめ

オープンソースで誰でも気軽に利用できるため、手動で行っていたUIテストを低予算で自動化したいという方におすすめです。

ただし、プログラミングの知識が必要であることや、ユーザーサポート等がないため、トラブルが起こった際に自力で対応しなければならないといったリスクがあることに留意する必要があります。

メンテナンスの手間を考慮すると、サポートが充実した有償ツールの方がプロジェクトが円滑に進み、トータルコストが抑えられる可能性があります

現場にプログラミングスキルを持つ人材がいない場合や、トラブルが起きた際に誰にも相談できない環境の場合は、有償ツールの採用も検討することをおすすめします。

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Seleniumのメリット

マルチOS、マルチブラウザ対応

Seleniumは、Windows(IE、Edge、Chrome、Firefox)やMac(Safari)に対応するブラウザ操作に特化したマルチOS、マルチブラウザツールです。基本的に同じシナリオコードで実行することができ、使用する命令の種類が限られているため、覚える内容も少なくて済みます。

参照元:SeleniumでRPA(https://selenium-rpa.net/selenium-intro1/)

外部スクリプトを必要としない

Seleniumは、シナリオのプログラム内に処理を埋め込む形であるため、シナリオ作成のベースとなるプログラム言語を学ぶだけで、外部スクリプトを必要としません。一方、RPAソフトの場合は、スクリプトを組んでプログラムを書く必要があり、スクリプト言語に精通している必要があります。

参照元:SeleniumでRPA(https://selenium-rpa.net/selenium-intro1/)

Seleniumのデメリット

メンテナンスの手間がかかる

Seleniumの大きな弱点として、メンテナンスに手間がかかることがあげられます。UIに少しでも変更があると自動修正することができないため、テストが壊れてしまうことも。レポート前にテストが壊れると、単純なUIでも調査、修正の工数がかなりかかってしまいます。

参照元:Autify Blog(https://blog.autify.com/ja/avoid-selenium-maintenance-headaches-test-automation-alternative)

エンジニア・非エンジニア両方に課題がある

コーディングに精通していなければWebDriverツールのテストスクリプトの作成に使用できないため、非エンジニアには難易度が高すぎるという問題があります。一方、ブラウザ操作を簡単に記録・再生できるSelenium IDEも利用できますが、必要に応じてコードを挿入できないため、エンジニア向きではありません。

参照元:Autify Blog(https://blog.autify.com/ja/avoid-selenium-maintenance-headaches-test-automation-alternative)

Webアプリ非対応でサポートもない

Seleniumはブラウザ操作に特化した自動化ツールであるため、Windowsアプリケーションには対応できません。また、オープンソースであるため、参考サイトなどを参照しながら自力でシナリオを作成する必要があるため、サポートが充実していないことに不安を感じることもあるでしょう。

参照元:SeleniumでRPA(https://selenium-rpa.net/selenium-intro1/)

スクリプト作成の手間や、メンテナンスにかかる工数などを考えると、有償ツールの方がコスト削減につながる場合もあります。自社のプロジェクトに必要な性能やサポートを備えているテスト自動化ツールを選択しましょう。

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