RPAは、人間がパソコンのUIを通して操作する方法を模倣する業務自動化ツールであり、アプリケーションテストの自動化も可能です。
しかし、UIテストに特化した自動化ツールと比較すると、認識できるオブジェクトは限定される傾向があります。
長期的に、まとまった数のサイトの品質チェックを自動化する場合は、テスト自動化のために開発されたツールの導入を検討した方が良いでしょう。
プログラミング不要!
サポートが手厚いテスト自動化ツールを見る
出社後のPC起動、web勤怠システムへのログイン、Webから取得した株価情報を独自のフォーマットでまとめるなど、毎日繰り返される定型業務の自動化が可能。そのほか、請求書や経費の処理、発注・納品処理などの事務作業を自動化することもできます。
話し言葉で書かれた見積もり依頼メールをもとに、必要な情報をAI等で抽出して見積書を自動で作成することができます。AI技術を活用すれば、言語分析、機械学習、音声・画像解析などにより、一定の判断が必要となる非定型の業務でも自動化が可能です。
プロセスの分析や改善、意思決定までを自動化し、意思決定を行うことにより、提案依頼書から提案書を自動作成することが可能となります。しかし、残念ながら現時点では、このレベルにまでまだ到達していません。
RPAツールは、事務作業などの定型業務をメインとして自動化するツールです。
テスト自動化に対応できるものの、UIテストに特化した自動化ツールと比較すると機能面で心許ないと言えます。
テスト自動化ツールには、ノーコードでもテストシナリオを簡単に作成できる機能が備わっているものも。また、WebアプリケーションやモバイルルアプリケーションのUIテストに特化した機能が搭載されているものもあります。
RPAツールでは、テスト自動化のテクニカル面でのサポートが期待できなないため、シナリオ作成に膨大な工数がかかる可能性があります。
一度つまずくとテスト自体が実施・継続できないことも。ソフトウェアのバージョンアップや追加など、メンテナンスの負荷が増大することも考えられます。
UIテストに特化した自動化ツールでは、問題が生じた際のサポートやセミナー、トレーニングに対応しているものもあり、より効果的にテスト自動化を行うことが可能です。
RPAツールは事務作業全般に適用することが可能であり用途が幅広いものの、テスト自動化においては対応範囲が限られるという弱点があります。UIテストの自動化を主目的としているのであれば、テスト自動化ツールを導入した方がスムーズに進めることができるでしょう。
UIテストに特化した自動化ツールの中には、高性能なオブジェクト認識機能を搭載しており、マウスやキーボードの操作だけでシナリオを作成できるものも。テストシナリオを再利用しながら、さまざまなデバイスの検証テストを実施することができます。
テスト自動化専用ツールの中には、日本語の問い合わせやユーザーガイドに対応しているメーカーもあるため、トラブルが発生してもすぐに相談することができます。
また、製品や操作方法、テスト作成・実行の仕方など、テスト自動化ツールの操作を学べるセミナーやトレーニングが用意されていることも多く、自社に詳しい人がいない場合でも、操作方法を身につけやすい環境が整っていると言えます。
商品名 | Ranorex (ラノレックス) |
Autify (オーティファイ) |
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商品タイプ | パッケージ型
膨大なテスト工数を |
SaaS型
初期費用を抑えて |
対応テスト |
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実行回数 の制限 |
制限なし |
制限あり
400回/1000回/任意 ※プランにより異なる |
日本語サポート | 導入後のセミナーが充実! | ヘルプサイトが充実! |
体験版 | 14日間 | 14日間 |
※Googleで「テスト自動化ツール」と検索し上位表示されたパッケージ型、SaaS型のテスト自動化ツール21種類の中から、(1)クロスデバイス、マルチブラウザに対応し、(2)日本語のサポートがあり、(3)ノンプログラミングでシナリオ作成が可能なツールをピックアップ(2021年11月1日調査時点)。パッケージ型、SaaS型それぞれの代表商品を選出しました。
【代表商品の選出基準】
☆パッケージ型:上記の条件の通り。
☆SaaS型:上記の条件に加え、公式サイト上に導入事例がもっとも多かったツールを選出。