GUIテストは決して疎かにできないとても大切なものですが、自動化が可能です。ここでは、GUIテストを自動化にする理由や、得られるメリットなどについて解説しています。GUIテストの自動化を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
GUIテストをソフトウェアがオートメーションで行うものです。
GUIテスト自動化ツールを使用することでツールがテストを行います。GUIが計画通りに作動するのか、人間に代わってツールがチェックを行います。しかし、GUI自動化ツールも多々登場しており、それぞれ特性・特徴が異なることから、自社のニーズにマッチしているGUI自動化ツールを選ぶことが求められます。
GUIテストを自動化することで、テスト結果をより早く得ることができます。
手動テストでは、すべて人間が行いますのでテスト実践者のスキルに左右されます。また、ヒューマンエラーがなくなることから信頼性が高まることや、人件費が不要となることから、長期的視点で考えると費用対効果が高くなるところもポイントです。さらには、一度に複数のテストを実行できることから、短時間でより多くのバグを発見できるなど、手動よりも多くのメリットが期待できます。
GUIの自動化は、先に挙げたメリット以外にも期待できることが多々あります。
それらをいくつかご紹介しましょう。
GUIテストを自動化することで、小さな部分まで確実にテストを行い、結果を記録。カスタマイズ可能なテストレポートを作成するなど、テストを記録化するので、テスト実践者以外の人間も確認しやすいです。
手動の場合、テストと記録を同時に実践することが難しいので、GUIテスト自動化で期待できる部分といえるでしょう。
手動の場合、ヒューマンエラーや属人化が避けられません。その点、自動化されたGUIテストは、エラーもなければ実践者のスキルに左右されないことから、手動テストより高い信頼性を獲得できます。
手動テストはプログラミングの知識が必要でした。しかし、GUIテストを自動化で行う場合、コードレスなキャプチャとリプレイ機能があれば、プログラミングの知識は問われません。誰もがテストを作成できるのです。
GUIテスト自動化によって、データを記録できるとお伝えしました。データが記録されることで、テスト実践者以外も簡単に確認できます。
テストフレームワークの統合機能が搭載されているGUIテスト自動化ツールもあります。他のソリューションと組み合わせることもできますし、それらも自動でチェックできるので手間がかかりません。
求めるデータを取得できるテストを、より円滑に進めることができます。求める機能のみのテストも可能なので、無駄なテストを行う必要がなく、より効率の良いテストが行われます。
自動テストで難しい部分があるのも事実です。しかし、その場合には手動を組み合わせることで、効率化が期待できます。自動で難しい部分のみ手動。それ以外は自動と割り振ればよいのです。
自動化の場合、複数のテストを同時に行うことができます。1つだけのテストでは気付かないことも、複数のテストで気付く可能性があります。手動の場合、複数のテストを同時に行うことが難しいので、自動テストだからこそ気付けるバグもあるでしょう。
最初から最後までテストするための全体のスクリプトを作成するものです。様々な業種に対応できるもので、全体的なミス・バグを発見できます。
事前に固定したテストではなく、状況を見ながら柔軟にテストする内容を調整することで、アプリケーション内における不具合やミスを探す手法です。
ユーザー目線でのテストです。開発者目線ではなく、ユーザー目線にて、ユーザーがどうするのかを踏まえたテストになります。テスト後、リリースするシステムを利用するユーザーにとって、不都合がないのかという視点の元でのテストは、GUIテストの中でも重要なものです。
「テスト」となると、どうしても複雑なものに考えがちですが、あまりにも複雑なテストはユーザー視点とかけ離れたものになってしまいがちです。テストとは、あくまでもシステムが正常に動作するかを確認するものです。基本的に、「シンプルなテスト」を心掛けた方が、求める結果を得やすいことを覚えておくと、テストがより効果的なものになるはずです。
商品名 | Ranorex (ラノレックス) |
Autify (オーティファイ) |
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商品タイプ | パッケージ型
膨大なテスト工数を |
SaaS型
初期費用を抑えて |
対応テスト |
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実行回数 の制限 |
制限なし |
制限あり
400回/1000回/任意 ※プランにより異なる |
日本語サポート | 導入後のセミナーが充実! | ヘルプサイトが充実! |
体験版 | 14日間 | 14日間 |
※Googleで「テスト自動化ツール」と検索し上位表示されたパッケージ型、SaaS型のテスト自動化ツール21種類の中から、(1)クロスデバイス、マルチブラウザに対応し、(2)日本語のサポートがあり、(3)ノンプログラミングでシナリオ作成が可能なツールをピックアップ(2021年11月1日調査時点)。パッケージ型、SaaS型それぞれの代表商品を選出しました。
【代表商品の選出基準】
☆パッケージ型:上記の条件の通り。
☆SaaS型:上記の条件に加え、公式サイト上に導入事例がもっとも多かったツールを選出。