オープンソースのテスト自動化ツールを使った自動化プロジェクトでは、挫折するケースが少なくありません。主な原因についてまとめました。
よく利用されている無償ツールについてもご紹介します。
無償の自動化ツールは誰でも気軽に利用できる反面、テストスクリプトを作成するためにプログラミング言語のスキルが必要となります。
導入は簡単であっても、テストスクリプトの修正や編集などのメンテナンスが大変で挫折してしまうこともあるでしょう。
オープンソースの無償ツールは、保守や問い合わせなどのサポートが提供されていないことを理由として、途中で挫折することがあります。テストの自動化は導入、実行してすぐに効果が表れるものではありません。繰り返し運用することで効果が得られますが、継続運用のためには保守運用が必須となります。
現場にプログラミングスキルを持つ人材がいない場合や、テストに不具合が起きても相談できる人がいない環境の場合は、有償ツールの採用を検討した方が良いでしょう。
シナリオ作成やメンテナンスの手間を考えると、プログラミングなしでシナリオ作成ができ、トラブルが起きた際にサポートを受けられる有償ツールの方がトータルコストを抑えられる可能性があります。
プログラミング不要!
サポートが手厚いテスト自動化ツールを見る
Seleniumは、Webアプリのテストを自動化するためのオープンソースツールで、プログラミングの知識があれば誰でも無償で使用することができます。
ブラウザ操作に特化しているため、「マルチブラウザには対応できるものの、Webアプリケーションには対応できない」などの特性があります。そのほか、気になるSeleniumの概要やメリット、デメリットについて紹介しています。
Cypress は、オープンソースのテスト自動化ツールであるとともにE2Eテストフレームワークのひとつでもあります。JavaScriptを使用してテストスクリプトを作成します。導入やインストールも簡単であることから、テスト自動化初心者向きと言えるでしょう。気になるCypressのメリットやデメリットについて紹介しています。
Appiumはモバイルデバイスを対象としたクロスプラットフォームテスト自動化ツールです。Android・iOS共に対応しており、さまざまなプログラミング言語を使用して双方に共通するテストスクリプトを生成することが可能。半面、プログラミングに精通していないと苦労することも。そこで、Appium概要や気になるメリット、デメリットについて紹介しています。
商品名 | Ranorex (ラノレックス) |
Autify (オーティファイ) |
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商品タイプ | パッケージ型
膨大なテスト工数を |
SaaS型
初期費用を抑えて |
対応テスト |
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実行回数 の制限 |
制限なし |
制限あり
400回/1000回/任意 ※プランにより異なる |
日本語サポート | 導入後のセミナーが充実! | ヘルプサイトが充実! |
体験版 | 14日間 | 14日間 |
※Googleで「テスト自動化ツール」と検索し上位表示されたパッケージ型、SaaS型のテスト自動化ツール21種類の中から、(1)クロスデバイス、マルチブラウザに対応し、(2)日本語のサポートがあり、(3)ノンプログラミングでシナリオ作成が可能なツールをピックアップ(2021年11月1日調査時点)。パッケージ型、SaaS型それぞれの代表商品を選出しました。
【代表商品の選出基準】
☆パッケージ型:上記の条件の通り。
☆SaaS型:上記の条件に加え、公式サイト上に導入事例がもっとも多かったツールを選出。