すべてのソフトウェアテストが自動化に向いているわけではありません。
テスト頻度が高く、ヒューマンエラーが起こりやすい繰り返しの操作が必要なテストは自動化しやすいと言えます。
一方、手順のパターン化が困難で、プログラムが判定しにくいテスト内容の場合は手動がおすすめです。
自動化ツールにより、どんなテストでも自動化されるという過度な期待は持たないようにしましょう。
参照元:ヴェス公式HP(https://www.ves.co.jp/column/011/)
テスト自動化は、工数削減やテストの効率化を目的として導入するものです。
ところが、調査工数や実現工数がかかりすぎ、かえって非効率になってしまうケースがあります。
自動化そのものが目的にならないよう、導入後にかかるコストや工数なども考慮したうえで自動化ツールを選ぶのがおすすめです。
テストスクリプトの作成には、膨大な時間と手間がかかります。
手順書の内容をそのままプログラムに置き換えることが難しい場合はなおさらです。
プログラミング言語が分かる人が限られていると、人事異動や退職により人材が流出すると、計画自体がとん挫してしまうリスクもあります。
また、アプリ変更のたびにスクリプトも変更しなければならないことも多く、メンテナンス工数もかかります。
参照元:ヴェス公式HP(https://www.ves.co.jp/column/011/)
テスト自動化による効果を最大化するためには、従来のテストにどんな課題があり、何を目的としてテスト自動化ツールを導入するかを明確にする必要があります。また、どのテストを自動化するかを見極め、適したテストを自動化することにより、ツールによる高い効果が期待できるでしょう。
予算が低いことを理由に、プログラミングの知識がないにも関わらず無償ツールを選ぶのは危険です。
オープンソースの自動化ツールにはサポートがなく、途中でトラブルが発生しても自力で対処しなければなりません。
対処できずにプロジェクトがとん挫すると、それまで対応してきた工数が無駄になる可能性もあります。
有償のテスト自動化ツールの中には、非エンジニアであってもノンプログラミングで簡単にシナリオ作成ができるものもあります。
テクニカルサポートが充実しているツールを選べば、導入時や運用時の学習コストを低減でき、トータルコストで考えると無償ツールよりもお得になる可能性もあります。
プログラミング不要!
サポートが手厚いテスト自動化ツールを見る
テスト自動化では、スクリプト作成にある程度の工数がかかることは覚悟しなければなりません。
しかし、自動化ツールの中には、ユーザーの操作を記憶することにより、コードが書けなくてもスクリプトを作成できるものもあります。
導入後のことも考えて、スクリプト作成の手間を低減できるツールを選ぶようにしましょう。
参照元:ヴェス公式HP(https://www.ves.co.jp/column/011/)
ソフトウェアのバージョンアップなどによる変更があると、テストスクリプトの修正、変更が必要となり、メンテナンス工数が大きな負担となることがあります。そのため、テスト要件の変更や追加があっても、AIの自動認識機能などにより、テストコードの保守性が高いツールを選べば自動テストの継続が可能です。
商品名 | Ranorex (ラノレックス) |
Autify (オーティファイ) |
---|---|---|
商品タイプ | パッケージ型
膨大なテスト工数を |
SaaS型
初期費用を抑えて |
対応テスト |
|
|
実行回数 の制限 |
制限なし |
制限あり
400回/1000回/任意 ※プランにより異なる |
日本語サポート | 導入後のセミナーが充実! | ヘルプサイトが充実! |
体験版 | 14日間 | 14日間 |
※Googleで「テスト自動化ツール」と検索し上位表示されたパッケージ型、SaaS型のテスト自動化ツール21種類の中から、(1)クロスデバイス、マルチブラウザに対応し、(2)日本語のサポートがあり、(3)ノンプログラミングでシナリオ作成が可能なツールをピックアップ(2021年11月1日調査時点)。パッケージ型、SaaS型それぞれの代表商品を選出しました。
【代表商品の選出基準】
☆パッケージ型:上記の条件の通り。
☆SaaS型:上記の条件に加え、公式サイト上に導入事例がもっとも多かったツールを選出。